All Girl Summer Fun Band “All Girl Summer Fun Band” / オール・ガール・サマー・ファン・バンド『オール・ガール・サマー・ファン・バンド』


All Girl Summer Fun Band “All Girl Summer Fun Band”

オール・ガール・サマー・ファン・バンド 『オール・ガール・サマー・ファン・バンド』
発売: 2002年
レーベル: K Records (Kレコーズ)

 オレゴン州ポートランドで結成されたバンド、オール・ガール・サマー・ファン・バンドの1stアルバムです。

 ローファイ風味のある、オシャレでギターポップな4人組のガールズ・バンド。クリーントーンのギターを使用した、リラクシングな雰囲気でありながら、緩やかなグルーヴ感もある1枚。同時に、音楽の奥からはエモーションも感じられます。

 これはとてもいいです。サウンド・プロダクションも楽曲の雰囲気もソフト。晴れた春の日の昼下がりに、ぴったりのアルバムだと思います。

 前述したとおり、女性の4ピース・バンド(後に1人脱退して3ピースになります)ですが、コーラスワークも重層的で、メンバーの声の相性も良く、本当に素晴らしい。

 1曲目「Brooklyn Phone Call」は、アルバムの幕を開ける1曲目にふさわしく、疾走感のある曲。と言ってもパワーコードでゴリゴリに押しまくる曲ではなく、軽やかにスキップするような1曲です。

 2曲目の「Canadian Boyfriend」は、立体的なアンサンブルとコーラスワークが心地よい1曲。

 3曲目の「Car Trouble」は、やや歪んだギターの音を筆頭に、古き良きロックンロールの香り漂う1曲。

 6曲目「Somehow Angels」は、各楽器が穏やかに絡み合うスローテンポの1曲。耳元で歌っているかのようにレコーディングされた、ソフトで幻想的なコーラスワークも良い。

 10曲目「Stumble Over My」は、ドラムのビートが強く、ノリの良い1曲。爽やかで流れるようなボーカリゼーションと歌メロも良いです。再生時間0:33あたりからのドラムの低音が、パワフルに響くところもアクセント。

 ポップでキュートで、パリのカフェで流れていそうなぐらいオシャレ。しかし、緩やかなグルーヴと、僅かに切なさや憂いも内包していて、聴きごたえのある作品だと思います。

 このバンドは大好きなバンドです。ギターポップ、女性ボーカルを好む人には、ぜひとも聴いてもらいたいアルバム。ですが、残念ながら今のところデジタル配信はされておらず、CDでの入手も難しいようです…。





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